厄除けの効果をあげるための方法! 解説記事ー CLICK!

お盆行事を通じて感じたコロナの影響

今年のお盆も終わりました。
皆さんもご先祖さまをお迎えしてご供養されましたでしょうか?
今年は、、、コロナの影響でご実家に帰れなかった方も大勢おられると思います。

お寺としても今年はコロナウイルスの影響を改めて感じざるを得ないお盆でした。

目次

コロナ影響下でのお盆行事

まずお盆を迎えるに当たり今まで当たり前だった施餓鬼法要とお檀家さまのお経回りがいつもどおりにできない、という問題がおきました。

当寺では例年お盆前の8月9日に施餓鬼法要を行います。
そこで供養した卒塔婆を頂いて、精霊棚にお飾りいただきお盆にご先祖さまをお迎えしてもらう、というのがいつもの流れです。

今年はコロナの影響で春彼岸法要から年中行事を中止しておりました。
5ヶ月間、行事ができない状態。
そしてようやく落ち着いてきたか、と思った矢先の第二波の到来。
長野県でも日に日に増える感染者。連日ニュースを見ながらお寺でも施餓鬼を行うか、棚経回りを行うか、話し合いを重ねてきました。。。

「お寺でクラスターが発生したらどうしよう。。。」

「回りのお寺でも施餓鬼の中止、お経回りの中止を決めているところも多い。。。」

考えれば考えるほど、ネガティブな思考がむくむくと湧き上がってきます。

譲れない一つの想い

しかし、譲れない一つの想いがお寺にはありました。

それは「お檀家さまのご先祖さまが年に一度のお盆を待っている」というもの。

その想いを再確認して、協議の結果、、、。
施餓鬼法要、お盆のお棚経を実施することに決めました。

そこで例年通りの法要を取りやめて、堂内での三密を避ける方法を考えて予定を変更して法要を行いました。

三密を避けるために行った方法

幸いにも現在、私は長野県日蓮宗青年会の会長の任を仰せつかっております。
そこで青年会会員や同志の僧侶から助言やアイディアを頂き、お寺の行事で三密を避ける方法をじっくりと考えました。

一つの答えとして今回の施餓鬼法要では以下の感染防止策を講じることにしました。

◯密にならないように本堂外にて受付
→例年は本堂内で受付をしていますがそうするとどうしても密になってしまうので本堂前の休憩所で受付を作りました。

◯本堂入堂前にアルコール手指消毒の徹底
→これは3月頃から実施しておりました。ただ置いておくだけでなく受付時に使用するように声をかけました。

◯堂内案内を置き、堂内に入る人数を制限(当寺では一度に5名に制限)
→本堂入り口に嫁さんを配置して入堂の人数を区切りました。本堂の広さから5名程度が適切だったと思います。

◯堂内に入った参列者が御宝前にて焼香(堂内では住職が一人で読経)
→入堂した参拝者はそのまま本堂正面御宝前にて焼香をしてもらいました。その間、住職が一人で読経供養をしておりました。

このような流れで執り行いました。

マスク着用や検温など参拝者の皆さんのご協力もあり、安心してお参りができたと思っております。

お盆棚経廻りは、、、

その後、すぐに13日からお盆の棚経廻りです。
今年は、以下の制限を設けた上でお棚経に廻らせてもらいました。

◯お檀家さまのみ棚経を実施

→例年は半分ほどがご信者さまのお宅を廻らせていただいておりましたが今年はご遠慮させていただきました。8月に入ってからお棚経中止の案内をはがきで出し、その旨を伝えました。中には棚経廻りのお断りをいただくお檀家さま宅もありました。それはお互いを思ってのご決断であると理解しておりますのでお寺としてはありがたくお棚経をご辞退させていただきました。

◯お経時間を例年より短く

→例年は一件あたり20分ほど滞在していましたが、今年はその半分10分を目安にお経を挙げさせていただきました。時間は半分になってしまいましたが気持ちはいつもの倍込めて行いました。

◯マスク着用、訪問前に携帯用アルコール消毒の実施

→マスクの着用はもちろんのこと、携帯用アルコール消毒を使用してから伺いました。
流行りはじめの頃、ネットで購入した携帯用消毒の在庫がたくさんあったので使うのは今だ!と思い使いまくりました。

お棚経で感じた「寂しさ」

まず伺って率直に思ったことは、「寂しいお盆さんで可愛そうだなあ、、、」ということ。
都会に済んでいる子供さんやお孫さんは帰ってこれず、近くの親戚すらも今年は自粛、というお宅がなんと多かったか。
寂しいお盆をお過ごしになっているお宅が思いの外に多かったことに心が痛みました。

私にできることは、、、。各家庭にお帰りのご先祖さまに「今年はこんな状況ですので少しさみしいですがみなさん頑張っています。どうかご家族をお見守りください」とお祈りをしながらお経を一生懸命あげることだけでした。

「みんなこんなときだから、がまんしなくちゃねえ」
帰り際に寂しそうな笑顔を浮かべたあるお宅のおじいちゃんの一言が忘れられません。

コロナの影響を本当に強く感じた、今年のお盆でした。

まとめ : これからも続く模索

今回はお檀家さまやご信者さまのご協力とご理解を頂きまして無事にお盆行事を完遂することができました。

ただ、これで終わりではありません。
これからも行事は続きます。

しかし、何よりも優先させるべきはお檀家さまや参列いただく方たちの安全と安心。

これからも他寺院や僧侶仲間と情報共有を行い、みなさんが安心できる開催方法を考えていきたいと思っています。

そして諸天善神に、一日も早いコロナの終息祈願を続けてまいります。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

お坊さん歴も20年に差し掛かった中年坊主。
「あなたの日常をほんの少しゆたかに」
そんな想いでブログを執筆しています。
ほとけさまのみおしえや仏事のこと、また日々のお役立ち情報を中心に色々と発信していきます。

目次
閉じる